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私のコンプレックス、それは頭から滝のように流れ出てくる汗です。もともと代謝はかなり良く汗っかきであり、周りからは健康的だとポジティブに見てもらえることが多いです。それ自体は私も嬉しく思っているのですが、さすがに人前や大事な場面でも容赦なく汗が流れてくるので、うんざりとしてしまうのです。
そして驚くことに私の汗は、エアコンで冷やした夏の部屋でも真冬の外でも出てきます。酷いときだと前髪がバーコードのようになってしまい、いっそのこと坊主にしようかとこれまで何度も考えたことがあるほどです。それに髪の毛が沢山あると、制汗剤を使用することも難しいです。蒸れやすく不潔になりやすい場所でもあるので、ニオイも気になってくるわけです。同じ汗っかきの人でも汗をかきやすい部位というものがあると思いますが、きっと頭は一番厄介な場所なのではないでしょうか。私はこんな調子でもう何年も過ごしているので、さすがに自分の身体が嫌いになりそうです。
頭から流れる汗は目に入るので、車や自転車の運転も大変です。不意に汗が目に入ってまともに前が見られなくなるときもあり、最近では鉢巻のように眉毛のところにタオルを巻いて運転しています。そうすると少なからずタオルが汗を止めてくれるので、安全に運転ができるのです。容姿は随分と恥ずかしいものになりますが、これほどの対策をしないといけないくらい日頃から汗が出ています。
相談をしたり共感し合える仲間がいないのも苦しいところです。今までも私の汗のかき方を見て笑ったり驚く人ばかりで、この大変さを分かち合える人には出会ったことがありません。心で何か思われるよりは目の前で笑ってくれた方が楽ではあるのですが、誰にも会いたくないと感じる日が最近では多くなってきました。たかが汗という意見もあるでしょう。ただ本人にとっては、それくらいの一大事なのです。
ところが、先日ある言葉を耳にしました。それが多汗症という症状です。特に頭などの一部分から異様なまでに汗が出る場合は局所性多汗症と呼ぶようで、自分で調べてみると確かに思い当たる節が沢山出てきたのです。これまで汗っかきな自分を体質のせいだと決め付けていたため、この病気の情報は非常に衝撃的でした。
この話を聞いて、私は初めて病院に行こうと決心しました。まさか汗のことでお世話になるとは考えてもいなかったですが、もう頼みの綱は病院にしかないのだと思います。これをキッカケに改善されるのかは定かではないですが、コンプレックスの解消のため、これからできる限りのことを試していきたいです。頭の汗からお別れできる日を、心から望んでいます。